最近 ご自身でホイールのグリスアップをされて、「玉あたり調整が出来ない」とホイール持ち込まれる方がいらっしゃいます。
グリスアップは良い事なのでお勧めしてますが、多くのケースで写真のような「玉押し」と言われるベアリングを押さえているパーツが「虫食い」状態になっています。
オープン式のベアリングには、球状のベアリングを玉受けと言う本体部分と玉押し(上記写真)と言うベアリングを滑らかに回転させる部品の間に挟んでいます。玉受けあるいは玉押しが偏摩耗している状態を「虫食い」と言います。
虫食い状態になるとゴリゴリした感触があります。スムーズにホイールが回転していないので抵抗が増える、偏摩耗が進む、ホイール自体終了してしまう結果になります。
この虫食いには簡単に分類して2つあります。
① 使用限度を超えている場合
製品には使用限度があります。いつまでも新品同様のままな状態ではありませんよね。この消耗スピードによる劣化の使用限度は製品のグレードで見事に違います。トップグレードの物と完成車に最初に付いていたエントリーモデルとでは素材から違うので、剛性・精度は格段に違います。高いグレードの物は交換パーツも用意しているメーカーさんが多いですね。結果的に丈夫で長持ちする製品だと言えます。
エントリーモデルが短命なのは使用限度が短いからですね。
② 間違ったメンテナンス
ご自身でグリスアップされて、上手くいかない場合のほとんどで見受けられるのが、「ばらし方の間違い」ですね。
何を参考にされているのか分かりませんが、ばらさない方がよい所、ばらし方の順番が間違っているケースです。
これに起因して上手く調整されていない物はあっという間に「虫食い」状態になります。
ご自身で触られる場合、全て自己責任になります。正しい情報とフェイクな情報をきちんと分別して触られるようにしましょうね。ネットに挙がっている物が全て正しいとは限りませんから注意が必要ですよ。
間違った情報を信じてしまって、良くない結果になっても その情報元が責任を取るわけでもないのが今の時代の流れですよね。情報操作だったり、風潮は軍事的にも使われる時代です。あなたはどうやって真実を見分けていますか?より多くの情報?それは誰が何も目的で流している情報か真実をご存知ですか?あなたの見えないところで舌を出している情報が物凄いスピードで氾濫している時代だからこそ しなくてはならない防衛策はあると思いますよ。
ご自身も仲間も第三者も安心して楽しい自転車の楽しみ方をしてくださいね(^^)/ 安心安全が最優先ですからね(^_-)-☆