HOOKED VS HOOKLESS に関して FULCRUM見解
最近たまに問い合わせ頂く『フックレスホイール』について、フルクラムから見解がなされたのでご案内致します。
メーカーオフィシャルリリース
いつの時代も技術は革新的で先を切り開くことに否定はしない。ロードレーサーのタイヤの歴史も貼り付けるチューブラータイヤが一般的であった50年前から、高速巡行に耐えれる中にセパレートしているチューブを入れて使うクリンチャータイヤが登場し、車のホイールの様なセパレートチューブを必要としないチューブレスレディタイヤがあっという間に登場をした。
今回のフックレスタイプは今までの常識であるタイヤビード部分がフラットで、ホイール側もビードを掛ける部分が無い事を指す。
新しいアイデアには必ず利点も有るが、現段階では私的にはその利点より選べるタイヤの種類の少なさ、タイヤの内圧の管理の難しさ、利点があまりにも軽微でフルクラムとしてはフックレス化は考えていない。と理解している。
現代ではネットで誰でも好きな事を容易に発信できるので、軽微な利点であっても誇張したり洗脳に近い文言で人を惑わしてしまう。
その情報を未熟な理解で拡散されれば、より多く目につくので人はそれを真実だと思い込む傾向がある。人の心理を巧みに利用する物の販売方法にはいささか疑問を感じる。
結論として、現段階ではフックレスホイールに飛びつく必要は少ないのではないだろうか。
革新的技術をいち早く使ってみたいと思われる人は使用してまだまだ少ないデータ集めのサンプルとなるのも悪くないと思う。
ただ正しい知識を有していない人は安易に使わない方が賢明だろう。