ロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクなら、岡山県倉敷市のサイクルショップタケチ

ブログ

3年ぶりの全日本トライアスロン皆生大会

7月16日~18日まで鳥取の皆生温泉を舞台に3年ぶりの全日本トライアスロン皆生大会が開催されました。

私はこの大会の16回?17回?からお手伝いを続けています。時には審判長をしたりなどして長年「皆生大会」を見てきました。今回も大会のオフィシャルメカニックとして参加してきました。

しかし今回ほど大会の開催に多くの困難があったことは無いのではないか?と思うほどでした。

待ちに待った「40回記念大会」。これまでの記念大会と言えば、過去にはマークアレンなど特別ゲストを招待して盛大に開催していましたが、今年も開催自体が可能なのか?コロナ対策はどこまですれば地域の理解が得られるのか?から考え直さなければならない状況に、実行委員会の皆さんのご苦労をヒシヒシと感じる雰囲気でした。

ロングのトライアスロン大会の宮古島大会もキャンセルになる中、皆生大会は開催に踏み出してくれた事に感謝の念は尽きません。

開催が決まれば、我々オフィシャルメカニックも以前の通り、自転車競技のオリンピックや世界戦に帯同している現ナショナルチームのメカニックをされてる人や次期ナショナルチームのメカニック、国内大手の工具メーカーのスタッフ、そして初代トライアスロンオリンピック選手の小原工さんなどで構成されたメカニックチームで選手のサポート業務に当たりました。

心配していましたバイクコースのエイドステーションのボランティアの人数も例年に見劣りしないくらいの数にホッとしつつ、皆生大会を支える地域の方々に頭の下がる思いでした。

また前日宿泊した宿の仲居さんは、皆生大会の第1回からお手伝いをしてらっしゃる方で、私達のようなトライアスロン関係者の人が来てくれて、話をするのが一番の楽しみなんだと話してらっしゃいました。やはり皆生大会は地域の文化になっているんだと実感しました。

ただ良い事ばかりではなく残念だったのは、やはりマナーの良くない応援者を見かける場面がありました。主催者や地域の方がかなり神経を使って開催している大会でしたが、マスクもせず地域のボランティアの方の近くで応援している場面を見かけたりすると、今回の大会は一番それを危惧しているのが分からないのかなぁ・・・と。

大会が開催されれば何でもOKではなく、多くの制約の中でギリギリの開催であった事は容易に想像がつきます。その地域でその場面で相手に配慮が出来なければ、イベントは無くなる時代です。選手はもとより、それを応援する人にも同様のマナーやモラルを持っていて欲しいと思っていますが、マナーやモラルの希薄な応援者を見かける度にガッカリしてしまいました。皆生大会が3年の月日をかけ準備してきた事を理解できないのは悲しいですよね。こういったことが積み重なって無くなっていく大会を幾つも見てきました。

これを読まれている人が一人でも多く大会に歓迎される人達であって欲しいと願っています。

来年以降も皆生大会が開催されることを切に願いながら書かせてもらいました。最後まで読んで頂きありがとうございました。