2018/12/02 晴れ
AM 6:40 新倉敷駅発の鈍行列車に乗って尾道を目指す。
ここのところツーリングイベントは天候に恵まれ、12月のツーリングも晴れてくれた。
AM 7:34 尾道駅に到着。駅の目の前の海沿いに移動して輪行してきた自転車を組み立て始める。まだ顔を出したばかりの朝日が眩しい✨ 今日も天気は良さそうなので一安心。
朝日をバックにすると後光が射してるみたいで綺麗でしょ(笑)
人気の少ない澄んだ空気にまったりばかりしててもいけないので、ボチボチ自転車の組み立てを始めます。輪行2回目以降はお手伝いしなくても慣れてきて黙々と準備されてますね♪
トイレも済ませて、「そろそろ行きますかぁー!」
今日も安全第一でお願いしまぁーす(^^♪ 忘れ物ないですかぁー?
片道¥110の向島運航。サイクリストの聖地への第一歩がこのポンポン船ですよね(笑) 年間何十万人のサイクリストを運んでいます。切符は無く、現金のみ。首からぶら下げた大きながま口財布で徴収に回ってきてくれます。小銭を用意しておくがマナーですね。領収書は望まないでくださいよ(笑)
運行間隔は、約15分間隔くらいかな?何せノンストップで対岸の向島と尾道を行ったり来たりしているので、1本逃してもすぐに来てくれます。直線距離にして向島まで200mちょっと、橋を架ければ良いのでは?と思ってしまいますが、このひと手間が「しまなみ」っぽい。この船に乗ると、しまなみ海道に来たぞ!って思えますね。
地域の重要な「足」なんですね。なので、尾道駅の最終列車の時間まで運航していますよ。
因島大橋の上で パチリッ!初しまなみ海道の方の記念です。
12月と言えど、しまなみ海道にはサイクリストは絶えません。この時間でもすでに何人もの方がサイクリングを楽しんでいました。途中で会ったグループは、四国側から尾道に来て一泊してこれから帰るんだ。って言われてましたし。
最初の目的地、生口島の ジェラート屋さん。ここも有名すぎるほど有名になりましたよね。私はここのほぼ全種類制覇してます(笑)
店内でも食べれますが、せっかくなので・・・。
海辺のカップルシートに座ってもらいましょう♪ メルヘンなベンチに62歳のおじさまがポツーン・・・(笑) 一人で来てたら絶対しないでしょ(笑) 「もう少しすかした感じで!」カシャッ!(笑)
この時期にジェラートを食べるなら、生口島に降りてからジェラート屋さんまでダッシュ気味に走ることをお勧めします。体が温まって冷たいジェラートが一層美味しく頂けますよ(^^♪ まぁ私はダッシュ気味のつもりで前を牽いたのですが、皆さんは「どした?今日は調子いいじゃん!」程度でした(;´д`)トホホ もうイジメられっ放しです(*´Д`)
ジェラート屋さんの隣のみかん屋さんは、実ったばかりのみかんが山積みになってたので、少しばかり購入。
ジェラート屋さんから因島に戻り、土生港を目指します。
港の近くの中華屋さん。安くてボリュームが凄い。開店時間を30分間違えて早く着いてしまいましたが、優しいお母さんが開店前なのに「中で待ってて良いよぉ」って入れてくれました。お母さんありがとう、美味しかったです。
土生港から生名島までフェリーです。片道70円?アレ?なんでこんなに安いの? 私がパンク修理をしている間に切符をまとめて買ってくれたんですが、何やら裏ワザがあったようです。しかも私の分おごってくれました。ラッキー✨ありがとでした(笑)
この港から生名島へ渡ると、ゆめしま海道の始まりです。生名島と佐島、弓削島を結んでいるのが「ゆめしま海道」ですね。そのうち岩城島も橋で繋がると思います。
土生港では、ナイスシニアなご夫婦にお会いしました。お二人とも自転車でのんびりサイクリング中でした。ご夫婦で同じ趣味で楽しまれていました。いいですよねぇ~♬ 時間を気にせずのんびりと気の向くまま行きたいところへ・・・。憧れてしまいます。
「ゆめしま海道」来ましたよぉ~の記念にパチリッ!
ゆめしま海道は、しまなみ海道に比べ 全然空いていますね。しまなみ海道沿いほど観光客が多くないので、道はガラガラですよ。走りやすいし、しまなみ海道が開通したばかりの頃の面影がのこっています。
上弓削港から因島の家老渡港に渡ります。ここの船も切符制ではなく、現金払いでした。ここでもメンバーさんの裏ワザで思っていたより安く利用できました。三人寄れば文殊の知恵って言いますか、皆さん何でもよくご存知ですねぇ(*’▽’)
因島に渡れば、島の東側と西側コースに分かれて走りました。東側コースはしっかり走りたい人向けの山岳コース。一方 西側コースは ほぼ平坦なフラットコース。
私はもちろん西側コース!東と西の落ち合う地点は。
はいっ!ここも有名ですよね(o^―^o) 因島大橋のたもとの大福屋さん。ここも今回リクエストされていましたので、立ち寄ることにしました。はっさく大福は高速のサービスエリアとかでも販売されてますが、本店に立ち寄るのもゆるポタライドの醍醐味ですね。
因島はこれでおしまいです。時間も時間ですので、早めに向島に向かわないとこの時期は日没が早い(´;ω;`)
日も傾き始めたころ、向島の小高い場所に来ました。
向島の有名なところと言えばココですね♪ チョコレート屋さん!
TVやお客さんに聞いてましたが、立ち寄るのは初めてです。「少し上らないと行けないよ」って言われてたので、なかなか足が向かなかったんですが、気温が下がり始めたこの季節に来たかった理由がこれです!
人生初の「ホットチョコレート」(笑)
売っている板チョコも甘くない 「大人なチョコレート」ばかり。原産地にこだわったカカオを厳選しているのでちょっとお高めなチョコレート屋さん。
ならば味わってみなくてはいけませんよね(笑) って事で おっちゃんには似合わないホットチョコレートを初体験したくなります♪ 店内はカップルさんでいっぱい。場違いなおっちゃん達がホットチョコレートって(^_^;) しかし何でも経験は必要です!知らずして語れずなので、カップルさん達に雑じって賞味しました。
日暮れまでに何とか尾道駅前まで無事帰り着くことが出来ました。走った距離は80km程度ですが、丸一日楽しみました。今回も皆さんご参加ありがとうございました(^^)/
皆さんがご存知の「しまなみ海道」の全線開通したのが2006年の事でした。当時は《海を自転車で渡れる》と話題になりましたが、訪れるサイクリストは少なく、お客さんに案内してもイマイチの反応しかありませんでした。
どんなところか行ってみないと分からないので、その冬に小学生や幼稚園児だった子供達を連れて走りに行ってみました。ちょうど12年の前の冬。今と同じ季節になりますね。
開通当時のしまなみ海道は、ガランとした感じで自転車で走っている人を見ることはありませんでした。橋の上もお孫さんを連れたおばあさんが散歩しているくらいです。子供を連れて自転車に乗ってる私達が珍しかったのか、そのおばあさんが「私ゃその島でミカン農家をしとるんよ。」と言って懐から大きなミカンを取り出して頂いたのを今でも覚えています。
道端のミカン農家さんは、規格外や売り物にならないみかんをどっさり入れて、段ボールの切れ端に「どうぞ お食べ下さい。」と手書きしたみかん箱を 門の外に置いていました。人数分のみかんを頂いて、海の見える場所で子供達と食べた みかんはとっても甘く美味しかったです。
現在では店もたくさん出来て、観光名所も増えました。春夏秋冬の四季を通じて色々な風景を楽しませてくれる「しまなみ海道」の島の人たちは、親切で心暖かい人たちばかりですね。
ただ通過するだけではなく、地元の方との会話も楽しみなのが「しまなみ海道」の良いとこではないでしょうか。各島によって雰囲気の違いを感じることが出来ると思います。どこ島もサイクリストさんWelcomeなんですよ(^^♪
走ってて車に幅寄せされたり、歩道の段差で転げそうになったり、信号にイライラしたり、トラックの排気ガスで気分が悪くなったりした経験がある方もいらっしゃると思います。ぜひ「しまなみ海道」へ行ってみてください。五感をリフレッシュ出来る空間だと思います。
まさに『サイクリストの聖地』と言われる所以なんじゃないでしょうか。
しまなみ海道を訪れる観光客は、年間で50万人弱。2013年2月にミシュランで1つ星に選定、2014年5月にはCNNで「世界で最も素晴らしい自転車道の1つ」として紹介されるなど、その半数以上が外国人観光客です。
1/2の言葉の通じるサイクリング観光客の我々がマナーと常識をもってすれば、「しまなみ海道」はいつまでも温かく迎えてくれるはずです。いつまでも楽しく走れる場所を残したいものですね。
今回も長々と読んでくださいましてありがとうございます。しまなみ海道後編は2019年に持ち越しです。
また1月のライドは【日の出ライド】計画しています。よろしければご一緒しませんか?立案が出来次第ブログにアップいたしますm(_ _m)