カンパニョーロのロード油圧ディスクブレーキが発売されます。
それに伴ってテクニカルセミナーが開催されましたので参加してきました。
会場は あべのハルカス25F なんとも眺めの良いところでした(笑) どのエレベーターに乗れば良いかわからずウロウロ・・・
メインはディスクブレーキの組み立て・分解・メンテナンス方法でした。
問題視されてる、ディスクローターのエッジの危険性には特に気をつかっている様で、かなりエッジを落としている事が強調されてました。
もう一つ強調されていたのが、ブレーキフィーリングです。ディスクブレーキはオンオフのような効き感に思われるかも知れません。小さい入力で大きな制動力を生むのでそのように思われがちですが、カンパニョーロはこの点に非常にこだわって、パットの素材を何種類もテストして、リムブレーキに近い効き感を作り出しているようです。
元々カンパニョーロはスピードコントロールをしやすく繊細に前後のブレーキキャリパーの構造を変えて作ってましたから、今回のディスクブレーキもかなり効き感にはこだわりがあるようです。
現在のところ、グレードは1グレードに集約され『H11』と表記されています。
ホイールもディスクブレーキ対応には『DB』が表記の末尾に付くものがBORA ONEからRACING7までフルモデルで順次発売されるようで、使い方によってどんなシーンでもディスクブレーキを使用することが可能になりますね。
ご存知の方も多いと思いますが、ロードがディスクブレーキ化に伴い、リアエンドの幅が 130mmから142mmにワイド化されます。
現在のリムブレーキの物は130mmバックですが、ディスクブレーキの物は142mmになります。
カンパニョーロやシマノなどのパーツメーカーさんは、リアがワイド化されるとスプロケット(後ろのギヤ)の位置が自転車の中心から外側にオフセットされる事からも フロントのチェンリング(フロントのギヤ)の歯先の距離を変えなくてはならない事象が発生しています。
チェーンラインが変わってくるという事ですね。Qファクターは変わらないようです。
ですので、今後モデルチェンジされてリリースされるコンポーネントは、この規格になってきます。
既にシマノではD/A9100、ULTEGRA8000シリーズがこの規格になって販売されていますね。
このディスクロードがどこまで普及するか未知の部分ですが、完成車メーカーさんはタイヤサイズの規制にとらわれなくなったので、28Cのタイヤサイズや30Cなんてタイヤサイズのロードが出てきています。ピュアロードやエリートロードと呼ばれるガッツリなロードではなく、グラベロ仕様や先日紹介しましたcannondaleのシナプスシリーズみたいな自由などこでも走れるロードが今後 かなりの増えてくるものと思われます。
ロード・クロス・マウンテンバイクだけだったカテゴリーから、ロード/マウンテン→グラベロ ロード/クロス→〇〇〇?なんてカテゴリーが2018モデルから爆発的に増えるかもですねー
ご来店の際は、どんな楽しみ方をしたいか教えてくださいね(^_-)